橋脚の補修

長年使用された橋脚が、鉄筋が見える状態になっていまして補修することになりました。カッターで補修箇所を囲うように切り、補修すべき鉄筋をあらわにするように斫り(ハツり)ます。

もともと頑丈につくられているので、このハツり作業が大変です。振動作業を長時間継続すると、手指が白蝋病というロウのように白く硬くなってしまう症状になってしまうのです。しびれや疼痛(とうつう)、感覚が鈍くなったりします。ですので作業員を時間ごとに交代で休ませつつ作業を進める必要があります。おそろしや。

私は学生時代無知なことに電動工具を長時間使っていたら、手がいたくなりました。毛細血管がいつまでも鈍く痛くなるような症状です、今思うと、あのときのアレはコレになりかけていたのでしょう(恥)

 

で鉄筋をケレンし、防錆材を塗布し、プライマーを塗り、ポリマーセメントモルタルを付着させていきいます。

いく層にも塗り重ね、所定の厚さに復旧させたら完了です。
顔を上げると、夕日が沈み始めていました。帰り道。中之島大橋にかかるひこうき雲です。きれい。

 

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