お便所を洋式に!

和式便器。その流水の1回の量は、13リットルでした、という事がむかしよんだ本に書いてありました。13リットルとは、けっこうな量です。ペットボトル2L×6本と少々ですから、1回の用をたしたものをそれだけの水を使って流していたわけです。あれから数十年、近年は特に洋式便器で工夫が進み、各メーカーさんは性能のいいものをどんどん送り出しています。なんとびっくり4リットルを切る水量で1回のアレを流しきるという最新型便器もあるのだそうです。すばらしきかな、人類の知恵。
今日は「腰痛」を理由にトイレリフォームを決めた方のため、和式便器を洋式便器にする工事の初日です。古い便器を撤去して、床のおおきな穴や、壁配管の穴を埋めるように補修します。その合間に電気配線を組み込んで、それから内装を整えて、さいごにピッカピカのお便器を取付する。そこには温水のでるあたたかな便座が乗っかっていて、きれいなカーブを描いた便座にそっとおしりを乗せると、スウッとフィットしてアラきもちいい。そんな夢のある工事をしているところです。製品はTOTOさんのCS232BMとSH232BAです。とっても使い勝手がよくお手入れがしやすいので私は大好きです。リフォームならぬリモデルと言うやつですね。

はてさて、現場の穴の中にシロアリ対策を施すべく、シロアリスプレーを構えてヨッコイショと例の和式スタイルで座りましたところ、ウヒー、おなかがつっかえて、ヒザがきしんでびりびりしました。洋式に慣れてしまうと、こういうときに困ります。ともあれ、新しい機器がつくのがとっても楽しみでヒザの痛みも忘れます。。。

私(パパ)がちいさいときは、おじいさんの家にボットン便所があって、トイレットペーパーじゃない、なにやら四角く切った固い紙でおしりをふいておりまして、暗い大きな穴の中からオバケがでそうで怖かったです。いや、むしろおばけより、自分が穴に落っこちるんじゃないかと怖かったです。という話を子供にしたら、さすがはボットンをしらない世代。ナニソレ何言ッテンデスカ的な顔で笑われました。

トイレの怪談とかも、こわかったですよね。学校のトイレの中からでてくる血まみれ手や、女の子のおばけとか。ギャーと叫んでいる間にトイレの中に引きずり込まれたり、いつもはあかない扉がその日は開いてて、ちょっと覗いたら怖いものが見えてしまった、とか。。。ねえ、いっしょにあそぼうよ、とか。

ブルっ。

こわっ。

こんなにスマートな配管のトイレになった今の時代。

おばけも、細くて清潔な配管の中で待つっていうのは、時代が変わって大変でしょうね。

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