転落防止措置

年末年始は冬休み、生徒が居ない時間に、とある教育施設に窓ストッパーを設置しました。引き違い窓がガラーリぜんぶ開かないようにするための転落防止措置です。すきまが15cm以内といえばおおよそ人の頭が通らない幅ということですので、それ以内になるように1窓につき上下内外の戸を4点止め、掛け算すること250窓=1000個の部品を止めていく地道な作業です。作業自体は難しくないのですが、窓を開いたり閉じたり、脚立をのぼったり下りたり、を繰り返す単調な作業です。単調ゆえにウッカリ手順を間違えたり飛ばしたりしてしまいそうになります。電話がきたりして間違えるとまた逆手順でやりなおしという恐るべき作業です。

私は正直こういった作業は飽きっぽい(精神的に未熟な)ので苦手です。

私の妻はこういった作業が大好きだそうで、お弁当におかずを詰め続ける作業なんて大好きよ!とニコニコしてました。

今回私は心を込めて、というより今回は心を無にして作業をしました。

はじめは時間がかかりましたが、2日目あたりからスイスイ流れるような作業ができるようになりました。

窓にストッパーをするということは、窓が開かなくなるわけで、それはそれで不便なわけですが。昨今女優さんのニュースもあったように高いところに大開口というのはもう時代が許さないためこうしたニーズが高まっているのでしょう。ひとたび事故があっては管理者の責任を問われかねない世知辛い時代です。

ひと様の家のブロック塀から飛び降りて遊んで、おっかないおじさんにゲンコツくらってた昭和の世代からすると考えられない←などと決して言ってはいけません、時代に合わせて認識を改めるべき事案ですね。

結論としては、案の定ですが、作業が終わって帰宅し、お風呂に入ろうとしたら妻にズボンのチャックが開いていることを指摘されまして、どの時点から?と恐怖した私。窓ストッパーが必要でしょう。おあとがよろしいようで。

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